数学オリンピック
金曜日の英語の授業の途中で、高2のB
君がこう言いました。
「数学オリンピックの予選を通過して、本選の出場権が取れました」と。
私は「ああそう」と聞き流していました。
すると「参加者の5%です」と彼。
根っからの“受験屋”の私は、難関突破に思わず「へー、すごいんだ」と。
後で聞くと、教室の数学の先生には報告済みだったようです。
彼が私達の塾に来たのは中2の春だったと思います。
私が数学を教え始めたのはその秋からです。
数学は好きだったようでしたが、いかにも荒削りでした
だから彼の数学には、いろいろと注文を出していました
私の仕事は、彼らの足らざるを指摘し,解決策を提案し、原石を磨きあげることだと思っています
そんな私なので、単純には誉めてくれないと思ったのかもしれません。
そんな私の本性を、きっと彼は本能的に察知しているのだと思います。